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台湾グルメ完全ガイド:必食の小吃と注文の仕方(指させる中国語つき)

牛肉麵、小籠包、滷肉飯、蚵仔煎、鹹酥雞、タピオカミルクティーの甘さと氷の言い方、朝食店、豆花、マンゴーかき氷の季節、ベジタリアン表示まで。伝票に書き込む注文方式、先払いと後払い、セルフのお茶、レシート宝くじの仕組みも、台湾在住の目線で解説します。

更新日: 読了目安 11 分

タケノコをのせた豚バラ煮込みご飯(控肉飯)、煮込んだ厚揚げ、サバヒーの皮のスープ
画像:迷惘的人生 (CC BY-SA 2.0)

台湾でいちばんおいしいものは、英語メニューのない店にあります。紙の伝票にチェックを入れる牛肉麵屋、昼前に閉まる朝食店、現金しか使えない夜市の屋台。安くて本当においしい。壁になるのは「何を頼むか」と「カウンターでどう動くか」の二つだけです。

この記事では、食べる価値のある料理を店頭表記の中国語つきで挙げます。指させばそのまま通じます。タピオカ店で必ず聞かれる甘さと氷の答え方、ベジタリアン表示の読み方、伝票→支払い→セルフのお茶→レシートという注文の流れも。値段は「約NT$〜(店による)」の目安で、当サイトで検証したものではありません。NT$1は約4.7円(2026年9月時点、悠遊卡公式サイトの参考レート)。

必食リスト:指させる名前つき

牛肉麵(ニウロウミェン)

牛肉麵は台北がいちばん誇る一杯です。交通部観光署によると、1949年以降に大陸から来た退役軍人が生計のために生み出した料理で、台湾式は豆板醤を先に炒めてから牛肉とスープを加えるのが特徴。種類は二つ。紅燒(ホンシャオ:醤油と香辛料で煮込んだ濃い色のスープ。八角が入り、店によっては軽く辛い)と清燉(チンドゥン:澄んだあっさりスープ)。八角や辛いものが苦手なら清燉牛肉麵を指さしてください。文字の違いに注意:牛肉麵は牛肉のかたまり入り、牛肉湯麵は肉がほぼ入らない安いスープ麺、牛雜は内臓(モツ)です。目安は一杯約NT$150〜300、店によります。

台湾式の紅燒牛肉麵。れんげで牛肉とスジを持ち上げたところ
台北の牛肉麵店の紅燒牛肉麵。煮込んだ牛肉とスジ、刻みネギ、醤油ベースの濃いスープ。 · 画像:midnightbreakfastcafe (CC BY 2.0)

小籠包

小籠包は薄い皮に熱いスープを閉じ込めた豚肉の点心。鼎泰豐(ディンタイフォン)が世界に広めましたが、街の点心店でも注文を受けてから蒸してくれます。食べ方は、箸でれんげに移し、皮を少しかじってスープを飲み、それから残りを。薑絲(しょうがの千切り)をもらい、醋(黒酢)に醬油を少し垂らしたタレで食べます。一籠の目安は約NT$100〜300(店と個数による)。大手チェーンは高めで、会計に10%のサービス料が加わります。

滷肉飯と蚵仔煎

滷肉飯(ルーロウファン)は醤油で煮込んだ豚バラのそぼろをご飯にかけたもの。観光署は台湾の伝統料理の筆頭格と紹介し、戦後に安い部位から生まれたと記しています。南部では肉燥飯と書くことが多く、より脂の多いタレです。小碗の目安は約NT$30〜60(店による)なので、湯(スープ)と燙青菜(茹で野菜)を添え、滷蛋(煮卵)か油豆腐(揚げ豆腐)を足すのが地元流。蚵仔煎(オアジェン)は牡蠣をサツマイモ澱粉の生地と卵、青菜で焼き、甘酸っぱいタレをかけた夜市の定番で、屋台により約NT$70〜100。牡蠣が苦手なら蝦仁煎(エビ版)を。

鹹酥雞と夜市のスナック

鹹酥雞(シェンスージー、鹽酥雞とも書く)は一口大の唐揚げに胡椒塩とバジルを絡めたもの。観光署は発祥を台南、1960年代のアメリカ式フライドチキン流行に求めています。揚げ物屋台ではカゴに好きな具材(鶏、サツマイモ、天ぷら、インゲン、エリンギ)を入れて渡し、聞かれるのは辛さだけ。不辣(辛くしない)、小辣(少し)、中辣、大辣で答えます。ほかに胡椒餅、蔥抓餅(ネギ入りパイ)、大腸包小腸(もち米ソーセージで台湾ソーセージを挟む)、臭豆腐も。屋台はほぼ現金のみです。

珍珠奶茶:甘さと氷の言い方

珍珠奶茶(タピオカミルクティー)は台湾生まれ。観光署は泡沫紅茶の次に生まれた創作茶と説明しています。どの店でも注文は「飲み物+甜度(甘さ)+冰塊(氷)」の三点セット。レジで必ず後ろ二つを聞かれるので、並んでいる間に決めておきましょう。サイズは中杯(M)と大杯(L)、トッピングは珍珠(タピオカ)、波霸(大粒)、椰果(ナタデココ)、仙草(仙草ゼリー)、布丁(プリン)。一杯の目安は約NT$40〜80、店によります。下の表の行をそのまま指させば通じます。

店のメニューボードも同じ言葉。2026年9月確認。
甘さ 甜度氷 冰塊意味
正常糖(全糖)正常冰(普通の氷)店の標準。日本人にはかなり甘い
少糖(やや控えめ)少冰(氷少なめ)一段階下。まだしっかり甘い
半糖(半分)微冰(氷ほんの少し)地元の人の定番
微糖(ほんのり)去冰(氷なし、冷たいまま)茶の味がわかる。薄まらない
無糖(砂糖なし)溫/熱(ぬるめ/ホット)ホットにできない飲み物もある

朝食店:蛋餅、飯糰、豆漿

台湾の朝食店は二系統で、どちらも安い。昔ながらの豆漿店は夜明け前に開き、豆漿(豆乳。温と冷、甜=甘い、鹹=塩味。鹹豆漿は酢と干しエビ入りのスープ状)、油條(揚げパン)、燒餅(ごまの焼きパン)、飯糰(台湾おにぎり。もち米で油條・漬物・肉鬆を巻く。加蛋で卵追加)、蛋餅(卵入りクレープ)を売ります。街角の洋風朝食チェーンは、起司(チーズ)や火腿(ハム)入りの蛋餅、吐司(トースト)、鐵板麵(鉄板焼きそば)、奶茶(ミルクティー)が定番。一品約NT$30〜70(店による)で、朝食一式でもNT$100以下がふつうです。

豆花とマンゴーかき氷 芒果冰

豆花(ドウファ)はなめらかな豆腐プリン。冬は温かく、夏は氷入りで、花生(ピーナッツ)、紅豆(あずき)、粉圓(タピオカ)、芋圓(タロイモ団子)などトッピングを選びます。芒果冰(マンゴーかき氷)は夏の名物。観光署はマンゴーの旬を6〜8月とし、いい店は生の愛文(アーウィン)マンゴーを使います。季節外は冷凍果肉になるか、冬はイチゴに切り替わります。目安は豆花約NT$40〜80、大きな芒果冰は約NT$150〜250(シェア向き)、いずれも店によります。

生マンゴーの角切りとマンゴーシャーベットをのせた芒果雪花冰
台北のデザート店の芒果雪花冰。生マンゴーは6〜8月が旬で、季節外は冷凍果肉になる。 · 画像:Allervous (CC BY-SA 4.0)

ベジタリアン 素食:表示の読み方

台湾はアジアでもっともベジタリアン対応が進んだ場所のひとつです。看板の素(スー)の字が目印で、素食=ベジタリアン料理、蔬食=植物性中心、素食自助餐=好きなおかずを皿に取り、重さか品数で払うベジタリアンビュッフェ。包装食品は衛生福利部の定める五つの表示のどれかが必須です。全素/純素(卵、乳製品、五辛(ニンニクやネギ類)を含まない)、蛋素(卵を含む)、奶素(乳製品を含む)、奶蛋素(卵と乳製品)、植物五辛素(植物性だがニンニク、ネギ、ニラなどを含む)。一般の店の素料理は同じ中華鍋で調理されることがあるので、厳密さが必要なら看板に素食とある店へ。

小さな食堂での注文の流れ

麺屋、ご飯屋、朝食店の多くは紙の伝票(菜單)と鉛筆で回っていて、店側も客が中国語を話すことを期待していません。流れはほぼどこも同じです:

  1. 入店して席を探す。行列があれば並ぶ。小さな店は席に案内しないのが普通で、混んだ店では 幾位(何名様)と聞かれるので指で示す。
  2. テーブルかカウンターの伝票を取り、料理の横に数量を書き、桌號(テーブル番号)があれば記入して、カウンターに渡すか店員が取りに来るのを待つ。
  3. 支払い。小さな店は注文時か料理が来たときに払う先付が多く、帰りにカウンターで払う後付の店もある。地元客に合わせる。印刷メニューと給仕がある飲食店はテーブル会計で、観光署の案内どおり10%のサービス料が加わるのが一般的。
  4. お茶や水、箸、れんげ、調味料は脇の台からセルフ(自助)。日本のようにお冷やは出てこない。回收區(返却棚)があれば自分で下げる。
  5. レシート(統一發票)を受け取る。宝くじでもあり、財政部が2か月ごとに抽選、賞金はNT$200からNT$10,000,000まで。外国人もパスポートで受け取れる。要らなければ捐發票(寄付箱)へ。
台湾の食堂での注文フローチャート:席を探す、伝票にチェック、先払いか後払い、セルフのお茶、レシートを受け取る。甘さ・氷・辛さ・ベジタリアン表示の一覧つき
注文の流れと、聞かれるフレーズ一覧:飲み物の甘さと氷、揚げ物の辛さ、ベジタリアン表示。ラベルは現地表記の繁体字と英語。 · 画像:Mokaair (© Mokaair)
詳しい説明を読む

五個步驟由左到右:一、進店找位或排隊,小店不帶位,被問幾位就用手指比;二、拿紙菜單勾選,寫數量和桌號後交回櫃檯,只有牆上菜單就用指的;三、付款,小店多先付,有些離開時後付,餐廳加 10% 服務費,不用小費,攤位多只收現金;四、茶水、餐具、醬料自助,餐盤放回收區;五、拿統一發票,它是彩券,每兩個月開獎,護照可兌獎,不要就投捐發票箱。下方四組說法:甜度由正常糖、少糖、半糖、微糖到無糖;冰塊由正常冰、少冰、微冰、去冰到溫或熱;辣度由不辣、小辣、中辣到大辣;素食標示有素食、全素或純素、蛋素、奶素、奶蛋素、植物五辛素。Five steps left to right: find a seat or queue; tick the paper order sheet with quantities and table number; pay, usually first at small shops, restaurants add 10% service and there is no tipping; self-serve tea, cutlery and sauces; take the uniform-invoice receipt, which is a lottery ticket drawn every two months and claimable with a passport. Below: sugar scale full to none, ice scale regular to warm or hot, spice scale none to hot, and the vegetarian labels.

都市ごとに一皿

観光署と各市観光サイトの掲載に基づく。2026年9月確認。
都市これを頼む理由
台北牛肉麵、小籠包首都を代表する一杯と点心。ほかは士林夜市と饒河街夜市で
台中春水堂の珍珠奶茶、太陽餅台中観光サイトが名物と土産の筆頭に挙げる二つ。スナックは逢甲夜市
台南朝の牛肉湯、擔仔麵、棺材板古都は夜明けの牛肉湯から始まる。虱目魚(サバヒー)、碗粿、鱔魚意麵も地元の定番
高雄木瓜牛奶(パパイヤミルク)、鹽蒸蝦(塩蒸しエビ)観光署が六合夜市(MRT美麗島駅すぐ)の味として挙げる二つ

コツは二つ。朝と昼は会社員が並ぶ店で食べること、大皿一つより小さい品を二、三品頼むこと。食べられないものは出かける前にスマホに中国語で書いておき、カウンターで画面を見せるのが確実です。

指さし注文早見表

名前は台湾の看板と同じ繁体字。値段は未検証の目安で、店によって変わります。
料理これを指さす目安(店による)
牛肉麵牛肉麵(紅燒 濃厚/清燉 あっさり)NT$150〜300
小籠包小籠包一籠 NT$100〜300
魯肉飯滷肉飯(南部:肉燥飯)NT$30〜60
牡蠣オムレツ蚵仔煎NT$70〜100
台湾唐揚げ鹹酥雞/鹽酥雞一袋 NT$60〜100
タピオカミルクティー珍珠奶茶NT$40〜80
卵クレープ蛋餅NT$30〜60
豆腐プリン豆花NT$40〜80
マンゴーかき氷芒果冰/芒果雪花冰NT$150〜250
ベジタリアンビュッフェ素食自助餐一皿 NT$80〜150

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出典

旅の攻略ガイド