ガイド福岡

福岡二泊三日モデルコース:博多・天神・太宰府・屋台、空港から地下鉄でわずか二駅

福岡空港から博多までは地下鉄でわずか二駅、260円。初めて福岡を訪れる人向けの二泊三日モデルコースです。Day 1は博多と中洲の屋台、Day 2は太宰府天満宮と天神・大濠公園、Day 3は門司港または柳川へ。2026年9月に確認した運賃・所要時間と、地下鉄一日乗車券、太宰府散策きっぷの買い方も紹介します。

読了目安 13 分

夜の博多・中洲の屋台。提灯が掛かり、客が屋台の前に座ってラーメンを食べている
画像:Yoshikazu TAKADA (CC BY 2.0)

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福岡は日本の大都市の中で、空港が市街地に最も近い街です。福岡空港から地下鉄空港線で二駅乗れば博多に到着し、運賃は260円。着陸から一時間以内に買い物や食事を始められます。そのため、二泊三日でも市内を十分に楽しめるうえ、太宰府に一日、門司港や柳川に一日を充てることもでき、移動だけで時間を使い切らずに済みます。

この記事では、初めて福岡を訪れる人に、そのまま使える三日間のコースを紹介します。Day 1は博多と中洲の屋台、Day 2は太宰府天満宮と天神・大濠公園、Day 3は門司港・柳川・糸島から一つを選びます。運賃と所要時間はすべて2026年9月に公式サイトで確認しました。西鉄は2026年4月に運賃を値上げしており、ネット上の古い記事には現在と異なる金額が多いため、この記事では改定後の金額を使っています。

三日間をどう組む?まずは全体像

三日間のコース一覧、2026年9月確認
日程午前午後夜主な交通手段
Day 1福岡空港に到着、地下鉄で博多へ行き荷物を預ける博多駅周辺、櫛田神社、川端商店街、Canal City中洲の屋台、一蘭総本店地下鉄空港線(福岡空港から博多まで260円)
Day 2西鉄で天神から太宰府天満宮へ、参道で梅ヶ枝餅天神に戻って買い物、地下鉄で大濠公園へ行き散歩と夕日鑑賞天神か長浜でもつ鍋・ラーメン西鉄(天神から太宰府まで約35分、480円)、地下鉄
Day 3門司港・柳川・糸島から一つを選ぶ市内でお土産や明太子を買い足す地下鉄で福岡空港へJR鹿児島本線または西鉄天神大牟田線
福岡三日間のルート図。地下鉄空港線が福岡空港・博多・天神・大濠公園を結び、西鉄は天神から太宰府・柳川へ、JRは博多から門司港へ向かう
福岡空港・博多・天神・太宰府・柳川・門司港のルートと運賃の概略図(Mokaair作図) · 画像:Mokaair (© Mokaair)
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地下鉄空港線は左から右へ大濠公園・天神・博多・福岡空港を結びます。大濠公園から天神は2駅210円、天神から博多は3駅210円、博多から福岡空港は2駅260円、天神から福岡空港は260円です。西鉄天神大牟田線で天神から南へ西鉄二日市に向かい、太宰府線に乗り換えて約6分で太宰府へ。全行程は約35分、480円です。二日市〜太宰府には追加料金なしの観光列車「旅人」が走ります。天神大牟田線をさらに南へ進むと西鉄柳川で、運賃は960円です。JR鹿児島本線は博多から北東へ小倉を経て門司港に向かい、博多から約1時間30分、小倉から門司港までは約15分です。

到着後の第一歩:福岡空港から博多へ、地下鉄二駅で260円

地下鉄福岡空港駅は国内線ターミナルに直結しています。国際線ターミナルには地下鉄の駅がないため、入国後はまず1階の連絡バス乗り場から無料シャトルバスで国内線ターミナルへ移動し(空港公式サイトでは約10分)、地下へ下りて駅に入ります。福岡空港から博多は空港線で二駅目、天神は五駅目で、どちらも2区に当たり、大人片道260円、子ども130円です(福岡市地下鉄の2026年4月1日版運賃表)。きっぷを別途買わなくても、台湾から持参したSuica、ICOCAなどのICカードをそのままタッチして乗れます。券売機できっぷを買っても構いません。博多駅の東側の筑紫口と西側の博多口にはどちらもエレベーターがあります。ホテルがどちら側にあるかを確認してから出口を選ぶと、荷物を引いて遠回りせずに済みます。

Day 1:博多・中洲の屋台

正午前後に到着するなら、まずホテルに荷物を預け、午後は博多駅から観光を始めましょう。JR 博多 Cityの屋上庭園からは、無料で博多の街を一望できます。西へ十数分歩くと櫛田神社(博多祇園山笠の総本宮)と隣の川端商店街があり、さらに数分歩けばCanal City博多です。夜は中洲へ。中洲の南端にある清流公園と那珂川沿いには、夕方から屋台がずらりと並びます。一軒に十席ほどあり、ラーメン、焼き鳥、餃子、おでんのほか、天ぷらやパスタを出す屋台もあります。屋台のマナーはシンプルで、一人につき料理を最低一品と飲み物を一杯注文し、支払いは現金のみの店が大半です。座ったら長居しすぎず、後ろに並ぶ人に席を譲りましょう。屋台は多くが夕方から営業し、日曜や雨の日は休む店が多いため、最終日に運任せにするより、最初の夜に行っておきましょう。

夕暮れの中洲・清流公園の屋台。那珂川沿いに店が並ぶ
Day 1の夜は中洲の屋台へ。清流公園と那珂川沿いで夕方から営業し、多くは現金払いのみ · 画像:Hirho (CC BY-SA 4.0)

福岡で食べたいもの:一蘭総本店・もつ鍋・明太子

  • 一蘭 本社総本店:一蘭の創業店は中洲にあり、地下鉄中洲川端駅から数分です。他の支店と同じく、まず券売機で食券を買い、用紙でスープの濃さ、ニンニクの量、辛さを選びます。静かに食べたいなら仕切りのある席を選びましょう。
  • もつ鍋(牛もつの鍋):博多を代表する鍋料理で、スープは醤油・味噌・塩味があります。牛もつは脂が多いものの、たっぷりのニラとキャベツが入るのでしつこくありません。二人なら二人前に、締めのちゃんぽん麺を追加するとちょうどよい量です。有名店の夕食はほぼ事前予約が必要です。
  • 明太子:福岡は明太子発祥の地で、博多駅や天神のデパ地下で購入できます。台湾へ持ち帰るなら真空パックを選び、帰国の前日に買って冷蔵保存しましょう。
  • 水炊き(鶏肉の鍋)と博多うどん:あっさりしたものが食べたいときはこの二つ。博多うどんは柔らかい麺が特徴で、ごぼう天との組み合わせが定番です。
  • 梅ヶ枝餅:太宰府の参道を代表するおやつで、あんこを薄い生地で包み、その場で焼き上げます。Day 2に太宰府へ行ったときに食べましょう。

Day 2:太宰府天満宮・天神・大濠公園

太宰府天満宮は学問の神様・菅原道真をまつっています。西鉄福岡(天神)駅から天神大牟田線で西鉄二日市駅へ行き、太宰府線に乗り換えて終点の太宰府駅で下車します。天満宮の公式サイトによると全行程は約35分で、駅を出て徒歩5分で参道に着きます。2026年4月1日の西鉄の運賃改定後は、福岡(天神)から太宰府まで17.6キロ、大人片道480円です。二日市から太宰府の区間には観光列車「旅人」が走り、車体は太宰府をテーマにしたラッピングです。予約不要・追加料金なしなので、出会えたら乗ってみましょう。乗車時間は約6分です。天満宮の開門時間は季節で変わり、春分の日からは朝6時、秋分の日からは6時半に開門します。閉門は4〜5月と9〜11月が夜7時、6〜8月が7時半、12〜3月が6時半です。参道の梅ヶ枝餅店はおおむね朝から夕方まで営業しており、午前中なら人が少なく、ゆっくり回れます。

太宰府天満宮の楼門と参拝客
太宰府天満宮:西鉄福岡(天神)から約35分、480円。駅から徒歩5分 · 画像:Drivephotographer (CC0 1.0)

帰りに福岡(天神)駅まで乗れば、そこが天神の繁華街です。天神地下街、百貨店、ドラッグストアが集中しているので、午後は二、三時間ほど買い物に充てましょう。ひと息つきたくなったら、天神から地下鉄空港線で二駅の大濠公園駅へ(1区、210円)。大濠公園には池を一周する遊歩道があり、隣には福岡城跡と舞鶴公園があります。一周すると約一時間で、夕暮れ時は福岡市内でも指折りの夕日を楽しめます。夕食は天神へ戻るか、西の長浜方面でラーメンやもつ鍋を。天神から中洲は歩いて行けるので、もう一晩屋台を楽しむのにも便利です。

Day 3:門司港・柳川・糸島から一つを選ぶ

  • 門司港(北九州):明治・大正時代の洋館が並ぶ港町で、JR門司港駅そのものが国の重要文化財です。門司港レトロの公式サイトによると、JR博多駅から門司港行きの電車で約1時間30分、小倉からは約15分です。運賃はJR九州の公式サイトで確認してください。古い建物が好きな人や焼きカレーを食べたい人におすすめで、帰りは小倉で途中下車して散策してから博多に戻ることもできます。
  • 柳川:水郷の街で、見どころは舟で水路を巡る川下りです。西鉄福岡(天神)から特急で西鉄柳川へ。2026年4月以降、大人片道960円です。西鉄の太宰府・柳川観光きっぷは3,730円(デジタル版3,620円)で、天神発の往復乗車券、川下り乗船券、クーポンがセットになっています。利用開始から二日間有効なので、太宰府と柳川をまとめて回れます。2026年の夏季(7月1日から9月15日)は昼に運休し、運航は朝8:10〜10:10と午後15:40〜19:40のみです。夏に行くならこの時間に合わせて予定を組み、それ以外の時期は公式サイトで確認してください。
  • 糸島:福岡の西にある海辺のエリアです。地下鉄空港線がJR筑肥線に直通しており、博多・天神から乗り換えなしで筑前前原駅まで行けます。ただし、見どころが点在し、バスの本数も少ないため、レンタカーや貸切タクシー向きです。時間が足りなければ次回に回しましょう。

太宰府・柳川川下り・門司港の日帰りツアーと入場券

きっぷの買い方:地下鉄一日乗車券・太宰府散策きっぷ

福岡のきっぷ比較。2026年9月確認、西鉄運賃は2026年4月1日改定後
きっぷ料金内容おすすめの人
福岡市地下鉄1日乗車券大人640円、子ども320円空港線・箱崎線・七隈線の全線が当日乗り放題。券売機で購入可能一日に地下鉄を3回以上使う日。例えば市内だけを回るDay 3
太宰府散策きっぷ(西鉄)福岡(天神)発、大人1,040円(デジタル版1,000円)天神〜太宰府の往復乗車券、梅ヶ枝餅一個引換券、クーポンのセット。購入から一か月以内、利用開始から二日間有効Day 2に太宰府だけを訪れる人。片道480円のきっぷを往復分買うよりお得
太宰府・柳川観光きっぷ(西鉄)大人3,730円(デジタル版3,620円)往復乗車券、柳川川下り乗船券、クーポンのセット。利用開始から二日間有効Day 3に柳川と太宰府をまとめて回りたい人
ICカード(はやかけん、Suica、ICOCAなど)チャージ式地下鉄・西鉄・JRでタッチして利用可能きっぷの損得を計算したくない人。どの交通機関にも乗れる

三日間の使い分け:Day 1の到着後の地下鉄はICカードで十分です。Day 2は西鉄福岡(天神)駅で太宰府散策きっぷを買えば、往復乗車券と梅ヶ枝餅が一度にそろいます。天神に戻った後、大濠公園へ往復する地下鉄は別々に支払います(各210円)。Day 3に柳川へ行くなら観光きっぷ、門司港へ行くならICカードでJR、市内だけを回るなら地下鉄1日乗車券を買いましょう。地下鉄1日乗車券は640円で、210〜260円の運賃の約三回分です。一日に三回乗らないなら買わなくてよいでしょう。三日間を福岡だけで過ごす人にはJR九州のレールパスは割に合わないので、検討する必要はありません。

福岡空港送迎・西鉄と地下鉄のきっぷ

泊まるなら博多?天神?

博多と天神のどちらに泊まるかは、旅の中心をどこに置くかで決めましょう。博多駅周辺なら、空港から地下鉄で二駅、門司港や小倉へ向かうJRもここから乗れ、新幹線も発着します。早朝便や夜の便を使う際に最も便利で、ホテルの選択肢も最も豊富です。天神なら西鉄福岡(天神)駅がすぐ近くで、太宰府・柳川へはここから出発できます。買い物や夜の飲食スポットは天神から中洲の間に集中しています。難点は空港まで地下鉄で数駅多く乗ることです(天神から福岡空港まで260円)。両方の利点を取りたいなら中洲川端。どちらにも歩いて行けて、夜は宿のすぐそばに屋台があります。

福岡:観光スポット・交通・旅程づくり

福岡グルメ一覧:ラーメン・もつ鍋・屋台

出典

旅の攻略ガイド