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台湾高鉄と台鉄の切符の買い方:運賃、最大35%引きの早鳥割引、T Express、周遊券、駅からの乗り換え

台湾で列車の切符を買う方法を日本人旅行者向けに整理。台北から台中・台南・左営までの高鉄運賃、早鳥(早割)の仕組み、パスポート番号で使えるT Expressとコンビニ受け取り、自由座の車両、外国人専用のTHSR Pass、台鉄の指定席予約と悠遊卡で乗れる列車、郊外にある高鉄駅から市内への行き方。2026年9月に公式サイトで確認。

更新日: 読了目安 13 分

高鉄台中駅のホームに停車する台湾高鉄700T型車両
画像:Solomon203 (CC BY-SA 4.0)

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台湾には性格の違う鉄道が二つあります。台湾高鉄(台灣高鐵、THSR)は西海岸を南港(南港)・台北駅(台北車站)から高雄の左営(左營)まで結ぶ新幹線型の路線で、最速列車なら台北から台中まで47分、台南まで1時間25分、左営まで1時間34分です。台鉄(台鐵、TRA)は在来線にあたり、遅くて安く、市街地の中心駅に着き、東海岸の花蓮・台東へ行ける唯一の鉄道です。

この記事では、2026年9月に高鉄と台鉄の公式サイトで確認した運賃、最大35%引きになる早鳥割引、パスポート番号で予約できる購入ルート、外国人だけが買えるTHSR Pass、台鉄で悠遊卡(台湾版のSuica)が使える列車の範囲、そして桃園・台中・台南の高鉄駅が市街地から離れているために必要になる乗り換えをまとめます。JRとの違いも要所で添えます。運賃はすべて新台湾ドル(NT$)です。

高鉄か台鉄か:まず数字で比べる

2026年9月の日曜日で各区間の最速列車を調べ、大人運賃は高鉄が標準車両の指定席(標準車廂對號座)、台鉄が自強号クラス(普悠瑪・太魯閣・EMU3000も同額)の指定席です。台鉄の区間車(區間車)運賃は、悠遊卡で乗ったときに引かれる額です。

2026年9月に高鉄公式の時刻表・運賃検索と台鉄の列車時刻検索(2026年9月20日の便)で確認。各駅停車の高鉄は台北-左営で最長2時間14分。
区間高鉄:最速/標準指定席/自由座台鉄:最速/自強号クラス/区間車
台北-台中(台北–台中)47分/NT$700/NT$675EMU3000で1時間49分/NT$500/NT$322
台北-台南(台北–台南)1時間25分/NT$1,350/NT$1,305普悠瑪で3時間16分/NT$891/NT$610
台北-左営・高雄(台北–左營/高雄)1時間34分/NT$1,490/NT$1,445普悠瑪で高雄まで3時間46分/NT$994/NT$640
台中-台南(台中–台南)36分/NT$650/NT$630普悠瑪で1時間35分/NT$487/NT$314
台南-左営(台南–左營)12分/NT$140/NT$135比較対象なし(高鉄駅は両市とも郊外)
台北から台中・台南を経て左営へ向かう高鉄の路線図。最速所要時間と運賃、各駅での乗り換え、台鉄との比較
高鉄で台北から左営へ。郊外駅ごとの乗り換えと、同じ都市間の台鉄の所要時間・運賃。図中の表記は駅の案内と同じ繁体字と英語です。 · 画像:Mokaair (© Mokaair)
詳しい説明を読む

高鐵路線圖:台北到台中最快 47 分、標準車廂對號座 NT$700;台中到台南 36 分、NT$650;台南到左營 12 分、NT$140;台北直達台南最快 1 小時 25 分、NT$1,350;台北直達左營最快 1 小時 34 分、NT$1,490。高鐵台中站走通廊到台鐵新烏日站再搭區間車 11 分、NT$22 到台中車站;高鐵台南站走通廊到台鐵沙崙站再搭沙崙線 23 分、NT$37 到台南車站;高鐵左營站與台鐵新左營站、高雄捷運 R16 同一棟。台鐵對照:台北到台中最快 1 小時 49 分、自強號等級 NT$500;台北到台南最快 3 小時 16 分、NT$891;台北到高雄最快 3 小時 46 分、NT$994。2026 年 9 月以高鐵與台鐵官網查證。 / THSR route map: Taipei to Taichung 47 minutes and NT$700 standard reserved; Taichung to Tainan 36 minutes NT$650; Tainan to Zuoying 12 minutes NT$140; Taipei to Tainan direct 1 h 25 min NT$1,350; Taipei to Zuoying direct 1 h 34 min NT$1,490. THSR Taichung connects by corridor to TRA Xinwuri, then 11 minutes and NT$22 by local train to Taichung Station; THSR Tainan connects to TRA Shalun, then 23 minutes and NT$37 to Tainan Station; THSR Zuoying shares its building with TRA Xinzuoying and Kaohsiung MRT R16. TRA comparison: Taipei to Taichung 1 h 49 min NT$500, to Tainan 3 h 16 min NT$891, to Kaohsiung 3 h 46 min NT$994. Checked on the THSRC and TRA sites in September 2026.

高鉄(高鐵)の切符の買い方

運賃と座席の種類:JRの「運賃+特急券」ではなく一枚の切符

高鉄の切符は乗車券と特急券に分かれておらず、区間と座席種別で運賃が決まります。標準車両の指定席(標準車廂對號座)が基本で、台北-台中NT$700、台北-台南NT$1,350、台北-左営NT$1,490、台北-桃園NT$160。自由座(自由座=自由席)は少しだけ安く、同じ区間でNT$675、NT$1,305、NT$1,445で、当日しか売られません。商務車廂(グリーン車にあたる)は座席が広く軽食と飲み物が付き、台北からそれぞれNT$1,250、NT$2,230、NT$2,440。12歳未満の子どもは半額、65歳以上の敬老割引は台湾の身分証が必要で旅行者は使えず、往復割引はありません。

早鳥割引:乗車日の28日前から5日前まで

早鳥(早鳥、早割)は乗車日の28日前に発売され、5日前で締め切られます。列車ごとに35%引き、20%引き、10%引きの枠があり、上の枠が売り切れると次の枠に移り、10%引きがなくなると正規運賃です。台北-左営NT$1,490なら35%引きでNT$1,000を切ります。対象は標準車両指定席の片道大人切符だけで、商務車廂と自由座には付きません。記名式で、予約に使ったパスポート番号の下5桁が券面に印字され、車内で提示を求められることがあるので、旅行に持って行くパスポートで予約してください。支払い後に列車を変更すると割引は消え、払い戻しは発車30分前までで手数料がかかります。JRの「トクだ値」に似ていますが、枠が段階的に切り替わる点が違います。

どこで買うか:公式サイト、T Express、券売機、コンビニ

予約は乗車日の29日前(その日が金曜か土曜なら翌日曜の分まで)から発車1時間前まで、24時間受け付けています。IDの欄にはパスポート番号を入れます。支払い期限は、乗車日が3日より先なら予約から3日以内、近ければ乗車前日まで、当日予約は発車30分前まで。支払い後の変更は1枚NT$20です。公式サイトの決済はVisa、Mastercard、JCB、American Express(一部の発行会社のみ)、銀聯に対応しており、JCBがそのまま使えるのは日本のカードには助かります。

  • T Expressアプリ(T-EX):予約から決済、QRコードでの改札通過まで完結し、スマートEXのように受け取り不要です。カードはVisa、Mastercard、JCB、台湾発行のAmerican Expressに加え、Apple PayとGoogle Payも使えます(ウォレット経由のVisaは認証に失敗することがあると高鉄が注意書き)。QRコードは受け取ったスマホに紐づき、スクリーンショットは使えません。キャンセルは1枚NT$20、発車30分前以降は不可。
  • 駅の券売機:指定席・自由座・商務車廂を29日前から購入でき、英語表示あり。現金、Visa、Mastercard、JCB、銀聯、American Express、Apple Pay、Google Pay、Samsung Payに対応。ネット予約の受け取りは予約番号で無料。
  • コンビニ:7-ELEVEN(ibon)、ファミリーマート、Hi-Life、OKの端末で高鉄切符の購入と受け取りができ、1枚NT$10の手数料。現金で払えるので、カードなしで予約を支払う手段でもあります。端末での支払いは開始から10分以内に済ませ、発車前に受け取らないと予約は無効。
  • 駅の窓口:敬老・障がい者割引とTHSR Passの引き換えはここだけ。連休の週末は行列を見込んでください。

台湾高鉄の切符を予約する

自由座:当日に買って、その日のどの列車にも乗れる

自由座の切符は券面の区間なら当日のどの列車にも有効で、自由座車両のみ、早い者勝ちで、席が埋まればデッキに立ちます。2026年9月20日の便で確認したところ、自由座は多くの列車で10~12号車、混雑時間帯の列車では8~12号車でした。高鉄の説明では台北-左営で指定席の約97折(約3%引き)なので、節約ではなく融通のための選択です。JRの自由席のような値差は期待しないでください。ネット予約はできず、当日に券売機、窓口、T Expressで買います。普通の悠遊卡では高鉄の改札は開かず、オートチャージ付きの悠遊卡・一卡通提携クレジットカードだけがタッチで自由座に乗れます。

高鉄台南駅のコンコースに並ぶ自動券売機
高鉄台南駅の券売機。現金、カード、モバイル決済、英語表示に対応し、当日の自由座もここで買えます。 · 画像:Solomon203 (CC BY-SA 4.0)

外国人向けのTHSR Passと片道割引券

短期滞在の外国人だけが買える商品が三つあり(台湾のパスポートや居留証を持つ人は対象外)、pass.thsrc.com.twと旅行会社で販売されています。3日間パス(3-Day Pass)はNT$2,200(子どもNT$1,100)で連続3日間乗り放題。フレキシブル2日間パス(Flexible 2-Day Pass)はNT$2,500(子どもNT$1,250)で7日間のうち好きな2日。片道割引券(One-Way Ticket)は大人運賃の15%引きで、台北-台中NT$595、台北-台南NT$1,145、台北-左営NT$1,265、予約はオンライン限定で窓口では受け付けません。いずれも標準車両の指定席か自由座に乗れ、商務車廂は不可。引き換えは支払いから90日以内に、オンラインか任意の高鉄駅の窓口でパスポートと入境の証明を見せて行い、オンラインでは同時に5件まで、各予約は発車1時間前までです。

買う前に計算を。台北-左営の往復は正規でNT$2,980なので、3日間パスが得になるのは3日間で路線の大半を往復する場合だけで、35%引きの早鳥を2枚買うほうが安くなります。高鉄は外国人向けの販促を不定期に行っており、2025年には台中以南が目的地の片道割引券を1枚買うともう1枚無料になる「Go 2 Taiwan」がKKdayとKlookで売られました。旅行時に何が出ているかはパスの公式サイトで確認してください。

台鉄(台鐵)の切符の買い方

指定席列車:28日前にパスポート番号で予約

台鉄の指定席列車は自強号(自強)クラスで、振り子式の普悠瑪(普悠瑪)と太魯閣(太魯閣)、新型のEMU3000を含み、そのほかに遅い莒光号(莒光)があります。発売は乗車日の28日前の0時からで、金曜日はさらに2日分、4週間後の日曜日まで開き、数分で売り切れる週末の花蓮行きではこれが効きます。予約は台鉄の公式サイトか「台鐵e訂通」アプリで、IDの欄はパスポート番号(台湾の身分証番号の欄は外国の形式を受け付けません)。支払いは翌日24時までで、紙の切符は駅の窓口か券売機で無料、7-ELEVEN、ファミリーマート、Hi-Life、OKでは1枚NT$8で受け取り、予約に使ったパスポートを持参します。2025年6月23日改定の運賃は台北-台中NT$500、台北-台南NT$891、台北-高雄NT$994、台中-台南NT$487、子どもは半額です。

確認したEMU3000の列車では6号車が騰雲座艙(ビジネス席、座席なしの発売なし)、9号車が自由座(自由座)で、自由座も指定席と同じ運賃です。EMU3000ではICカードは一切使えません。

七堵駅に停車する台鉄EMU3000型都市間列車
台鉄EMU3000。速い自強号の多くがこの車両で、指定席と自由座1両、悠遊卡は使えません。 · 画像:鐵路1 (CC BY-SA 4.0)

区間車は悠遊卡でそのまま乗る

区間車(區間車)と区間快(區間快)は切符がいらず、悠遊卡、一卡通、icashを改札で入出場ともタッチするだけです。同じカードで莒光号と旧型の自強号にも座席なしで乗れます(空席に座り、持ち主が来たら譲る)が、普悠瑪、太魯閣、EMU3000、観光列車、ビジネス席では使えません。運賃は、莒光号と50km以内の乗車は区間車運賃、自強号で50kmを超えると最初の50kmが区間車運賃、残りが自強号の率です。入場から出場までの制限は70kmまで3時間、200kmまで8時間、それ以上は12時間で、超えると区間の正規運賃が引かれます。

高鉄駅は郊外にある:桃園・台中・台南・左営の乗り換え

台鉄とMRTが同じ建物にあるのは南港、台北、板橋(板橋)だけです。ほかの駅では市街地まで15~30分と少額の運賃を見込み、高鉄の切符は捨てないこと。高鉄の快捷公車(シャトルバス)は高鉄の乗客だけ無料で、運転手が切符を確認します。

  • 高鉄桃園駅(高鐵桃園站):桃園空港MRTのA18高鉄桃園駅が隣接し、空港から台中や南部へ向かう最速ルートです。台鉄桃園駅(桃園車站)行きの206・206Aは高鉄の切符があれば無料、170・5081・5081Aは中壢へ。
  • 高鉄台中駅(高鐵台中站):2階の3番出口から連絡通路で台鉄の新烏日駅(新烏日站)へ。区間車ならどの列車でも台中駅(台中車站)まで11~14分、NT$22、悠遊卡可。台中MRT緑線の高鐵臺中站は2番出口側。市内行きの159番バスは2022年7月1日から通常運賃です。
  • 高鉄台南駅(高鐵台南站):2階の連絡通路で台鉄の沙崙駅(沙崙站)へ。沙崙線で台南駅(台南車站)まで約23分、NT$37、悠遊卡可。1番のりばのH31(市府線)とH62(奇美醫院線)は、当日の高鉄切符を持って高鉄駅で乗り降りすれば無料、それ以外は1区間NT$18。
  • 高鉄左営駅(高鐵左營站):2階の中央通路で台鉄の新左営駅(新左營站)へ直結し、高雄MRT紅線のR16左營/高鐵站も同じ建物内なので、市街地へはMRTで一本。墾丁行きの9189番(墾丁快線)もここから出ます。

高雄の空港送迎・バス・レンタカー

判断の目安:高鉄か台鉄か

  • 西部の大都市間を当日か翌日に戻る:高鉄。28日前に35%引きの枠を取るか、平日なら自由座で十分です。
  • 泊まりで、1時間の差より値段が大事:台鉄の普悠瑪かEMU3000で台南へ(3時間16分、NT$891)。高鉄運賃の3分の2程度で、郊外10kmではなく旧市街に着きます。
  • 花蓮・台東、あるいは台北近郊の平渓・九份方面:鉄道は台鉄しかありません。
  • 連休の週末:高鉄は29日前、台鉄は28日前の0時に予約を。それ以外の日は券売機に直行しても10~20分おきに列車があります。

台北の旅行ガイド

高雄の旅行ガイド

出典

旅の攻略ガイド