ガイド札幌

札幌発・小樽日帰りガイド:JR、三角市場から運河と堺町通り、天狗山・余市

札幌から小樽はJR快速エアポートで最速32分、800円、日中は約30分間隔。小樽駅から三角市場、運河クルーズ(約40分、昼1,800円・夜2,000円)、堺町通りを歩いて南小樽駅へ。天狗山ロープウェイ(冬期往復2,000円)や、要予約の無料見学があるニッカ余市蒸溜所も紹介。2027年2月6~13日の雪あかりの路、荷物預かり、23:08の最終列車も確認できます。運賃と時刻は2026年9月に公式サイトで調べました。

読了目安 14 分

夕暮れにライトアップされた小樽運河。左岸に石造りの倉庫群、右岸の歩道に散策する人々
画像:lumoplank (CC0 1.0)

リンク経由の予約で当サイトに報酬が入る場合があります。追加料金はかかりません。

小樽は札幌から行きやすい日帰り先です。JRに一度乗れば30分余りで、駅から運河までは徒歩10分。主な見どころは小樽駅から南小樽駅まで歩ける範囲に集まります。悩むのは時間配分です。朝の市場、昼の街歩き、夕方のライトアップをどう組み合わせるか。余市のウイスキー蒸溜所へ行くならさらに半日ほど必要です。 この記事は札幌3日間コースの2日目を詳しくしたものです。まず札幌―小樽のJR、高速バスと料金を比較し、小樽駅から南小樽駅までの歩き方を紹介します。天狗山ロープウェイ、余市蒸溜所、冬の雪あかりの路、最終列車もそれぞれ扱います。料金と時刻は2026年9月にJR北海道、小樽観光協会、各施設の公式サイトで確認しました。

札幌から小樽へ:JR快速エアポート最速32分、高速バス730円

JR函館本線の札幌―小樽は大人800円(JR北海道の2025年4月1日改定後)。SuicaやICOCAなどのICカードで改札を通れます。快速エアポートは日中の札幌発が約30分間隔で、毎時00分と30分前後に出ます。2026年9月の時刻表では所要34~41分、小樽観光協会の案内では最速32分。小樽市内では小樽築港、南小樽、小樽の3駅だけに停車します。普通列車は毎時1~2本で各駅停車、約45~50分。時間差は大きくないので先に来た列車を選んでもよいでしょう。指定席uシートは1,000円追加、えきねっとのスマートフォンで買うチケットレス版なら800円ですが、短い区間なので必須ではありません。新千歳空港から小樽まで直通する快速エアポートもあり、JR公式サイトでは最速73分。初日か最終日の宿が小樽ならそのまま乗って行けます。 北海道中央バスの『高速おたる号』は札幌駅前を出て小樽駅前まで約60分。大人片道730円で日中は約5~10分間隔です。JRより70円安い一方、時間はほぼ倍で雪の日はさらに遅くなります。バス停のすぐ近くに泊まる場合か、JRが大雪で運休した場合に向いています。

2026年9月にJR北海道・北海道中央バス公式サイトで確認。JRの所要時間は2026年8月25日からの時刻表を参照。
交通手段所要時間大人料金備考
JR快速エアポート最速32分。2026年9月の時刻表では34~41分800円(uシート指定席は1,000円追加)日中は約30分間隔。小樽市内は小樽築港、南小樽、小樽に停車
JR普通列車約45~50分800円毎時1~2本の各駅停車。19:27以降の小樽発はすべて普通列車
高速おたる号(中央バス)約60分。雪の日はさらに長い730円札幌駅前から小樽駅前へ。日中は約5~10分間隔

小樽駅から始める? 南小樽駅で先に降りる?

快速エアポートで小樽駅の一つ手前が南小樽駅です。そこから堺町通りの端にある小樽オルゴール堂本館までは徒歩約5分。堺町通りを運河へ向かって歩き、最後に小樽駅から札幌へ戻れます。逆に小樽駅で降り、三角市場で朝食、運河、堺町通りの順に巡って南小樽駅から帰る方法もあります。見る場所は同じで、違いは到着時刻。朝なら市場がにぎわう小樽駅から、正午過ぎに到着して夕暮れの運河を最後にしたいなら南小樽駅から始めましょう。

札幌から小樽、余市へ向かうJR函館本線の概略図。快速エアポートと高速バスの所要時間・料金、下段に小樽駅から三角市場、運河、堺町通り、南小樽駅への徒歩ルートと天狗山バス
上段は札幌・小樽・余市間のJRとバス、下段は小樽駅から南小樽駅への日帰り徒歩ルート(Mokaair作図) · 画像:Mokaair (© Mokaair)
詳しい説明を読む

上段:JR函館本線が札幌から小樽築港、南小樽を経て小樽へ延び、快速エアポートは最速32分、800円。高速バスは約60分、730円。小樽から余市へは普通列車で約25分。下段:小樽駅から徒歩1分で三角市場、10分で小樽運河の中央橋(クルーズは約40分)、5分で堺町通り。オルゴール堂本館を経て南小樽駅までさらに5分。小樽駅前からは天狗山ロープウェイまで約20分、240円のバスもある。

札幌・小樽のJRとバス乗車券、新千歳空港送迎

日帰り徒歩ルート:三角市場、小樽運河、堺町通り

三角市場:小樽駅の隣で海鮮丼の朝食

小樽駅を出て左へ徒歩1分で三角市場です。長さ約200メートル、幅約2メートルの坂道に16店舗、そのうち食堂が6軒並びます。小樽観光協会の案内では市場は6:00~17:00、年中無休。ただし各店の営業時間は異なります。魅力は朝早くから食べられること。ウニ、イクラ、カニの丼を8時過ぎには注文でき、札幌市内の市場の多くはまだ開店前です。店から声を掛けられても、入口の写真メニューで料金を見て選べば十分。食後は駅前の中央通に戻り、海へ向かってまっすぐ歩きます。

小樽運河と運河クルーズ:約40分、昼1,800円・夜2,000円

小樽駅から中央通を港へ約10分歩くと小樽運河の中央橋です。運河の全長は1,140メートルで対岸に倉庫群が並び、昼の定番撮影地点は浅草橋側。小樽運河クルーズの発券所と乗り場は中央橋にあります。大人は昼1,800円、夜2,000円。小学生と幼児は500円ですが、大人1人につき幼児1人は無料です。乗船時間は約40分。窓口では出航15分前まで、オンラインでは1時間前までに購入します。確認時点で昼便は10:00から30分間隔、夜便は18:00から。月と日没によって始発・最終便が変わるため、出発前に公式の当月時刻表を見ましょう。冬も屋根と座席ヒーター付きの船で運航し、岸辺に立つより暖かく過ごせます。夜便では倉庫の照明やガス灯が水面に映るので、乗るなら運河を一日の最後に回すのがおすすめです。

堺町通り:北一硝子、オルゴール堂、六花亭、北菓楼

運河から南東へ5分歩くと、約900メートルの堺町通りに入ります。石造倉庫を改装した店が続き、北一硝子三号館と隣の石油ランプが灯る北一ホール、六花亭と北菓楼の小樽店、ドゥーブルフロマージュ発祥のLeTAO本店などがあります。通りの端は小樽オルゴール堂本館で、入口の蒸気時計が定時に蒸気を噴いて時を知らせます。本館は9:00~18:00、年中無休で2・3階は17:45まで。北一硝子や菓子店は各公式サイトで営業時間を確認してください。通り全体に2~3時間を見込みましょう。午後はスイーツ店に列ができることもあるので、できたての菓子を食べたいなら先に寄ってからほかの店を見ます。オルゴール堂本館からJR南小樽駅は徒歩約5分。帰りはそこから乗ると効率的です。

冬の小樽・堺町通り。凍った雪道の両側に石造りの店と北一硝子の看板
冬の堺町通りは踏み固められた氷に注意。靴の滑り止めは札幌で先に購入しよう。オルゴール堂本館から南小樽駅は徒歩5分 · 画像:663highland (CC BY 2.5)

追加コース:天狗山ロープウェイから夜景を見る

天狗山の山頂からは小樽港を見渡せ、公式サイトは北海道三大夜景の一つと紹介しています。小樽駅前バスターミナル4番乗り場から中央バス9系統『天狗山ロープウェイ線』で終点まで約20分。大人240円、子ども120円で毎時2~3本です。ロープウェイは12分間隔、混雑時は6分間隔。料金は季節で変わります。夏期(2026年4月25日~11月3日)は往復大人1,800円、子ども900円、片道1,080円・540円。上り9:00~20:48、下りは21:00まで。冬期(2026年11月28日~2027年3月28日)は往復大人2,000円、子ども1,000円です。通常日は上り最終19:48・下り最終20:00ですが、12月31日と1月2・3日は上り16:48・下り17:00、1月1日は上り15:48・下り16:00までです。両期の間は運行しません。冬は山がスキー場となり、スキー客もロープウェイを利用し、山頂にはそり遊びエリアがあります。市内バスも使うなら、小樽駅前窓口で大人800円の市内線バス1日乗車券を購入できます。提示するとロープウェイ料金の割引があり、金額は公式サイトで確認してください。

小樽運河クルーズ、天狗山ロープウェイ、日帰り券

さらに西へ:ニッカウヰスキー余市蒸溜所

余市は小樽のさらに西にあり、JR函館本線の普通列車で小樽から25~27分(ニッカ公式は約30分)ですが本数は少なめです。2026年9月の時刻表で、日中の小樽発余市行きは9:36、10:59、12:24、13:49、14:49、15:36。余市発小樽行きは10:23、12:37、13:43、15:02、16:01、17:11です。10:23から12:37まで2時間以上空くので往復の列車を先に決めましょう。運賃はJR公式で確認してください。乗り損ねた場合は小樽駅前から余市・ニセコ・岩内方面の中央バスに乗り、約40分で余市駅前十字街へ。下車後徒歩2分です。蒸溜所は余市駅から徒歩5分で、赤い屋根のキルン塔が目印です。 無料ガイドツアーは公式サイトで事前予約が必要です。予約は4週間先まで、1組1~9人で案内は日本語のみ。ツアー終了後、試飲対象の方はウイスキーなど3種類を各1杯試飲できます。車・バイクを運転する方、自転車で来場する方、20歳未満の方、妊娠中・授乳期の方は酒類を試飲できず、ソフトドリンクが用意されています。20歳未満の方だけではガイドツアーに参加できません。当日枠があれば電話で確認できます。予約なしでも指定エリアには入れますが、屋外の製造区域やガイド案内は利用できません。開場9:15~16:15、最終入場15:30。有料試飲バーのラストオーダー16:00、レストラン10:00~15:50で、12月23日~翌1月7日と6月11日は休館です。余市を先に訪ねるなら、小樽9:36発で10:02着、10時台のツアーを予約し、昼食後12:37発で小樽へ13:01に戻れます。午後に小樽の徒歩ルートを回し、運河を夕方に残せます。

ニッカ余市蒸溜所の石造りの建物と赤い屋根のキルン塔。手前にロゴ入りの樽
余市蒸溜所のキルン塔。無料ガイドツアーは事前予約が必要で、予約なしでは指定エリアのみ。小樽―余市の列車は毎時1本未満なので時刻を先に控えよう · 画像:さかおり (CC BY-SA 4.0)

冬の小樽:雪あかりの路は2027年2月6~13日、凍結路面にも備える

小樽雪あかりの路は運河と旧手宮線周辺に雪灯りやろうそくを並べる冬の行事です。小樽観光協会は2027年2月6~13日の開催を発表しましたが、会場や点灯時間は詳細決定後に公開するとしています。出発前に再確認しましょう。札幌雪まつりと日程が重なるため、両方訪れるなら小樽は夕方以降まで滞在し、宿も早めに予約してください。

  • 靴底:堺町通りは坂、運河沿いは石畳で、1~2月は踏み固められた氷に覆われがちです。札幌のコンビニやドラッグストアで靴に装着する簡易滑り止めを小樽へ行く前に買いましょう。
  • 冬は日が早く暮れるので、運河の灯りや天狗山の夜景は夕方から見られます。遅くまで待ったり札幌行き最終列車に駆け込んだりする必要はありません。
  • 大雪ではJRの区間全体が運休することも。冬は特に、朝の出発前にJR北海道の運行情報を確認し、運休なら高速バスか別日に変更してホームで待ち続けないでください。
  • 運河クルーズは冬も屋根と座席ヒーター付きで運航。天狗山ロープウェイの冬期下り最終は通常日20:00、12月31日と1月2・3日は17:00、1月1日は16:00です。山頂は風が強いので手袋と帽子を持って行きましょう。

2027年さっぽろ雪まつり:日程、3会場、宿泊

2026~27年の日本の雪シーズン:北海道のスキー場開業日

荷物預かりと札幌行き最終列車

札幌に泊まって日帰りするなら、荷物は宿に預けるのが簡単です。持ち歩く場合は小樽駅のコインロッカーを利用できますが、繁忙期には朝から大型が埋まります。駅内の小樽駅観光案内所は9:00~18:00。運河近くの小樽国際インフォメーションセンター(港町5-3、9:00~20:00)と小樽運河観光案内所(9:00~18:00)にも有料ロッカーがあり、料金は現地で確認してください。 札幌への最終列車は2026年9月の時刻表では小樽23:08発の普通列車で、札幌23:53着。その前は22:31発、23:17着です。小樽19:27発以降はすべて普通列車となり、10分ほど長くかかります。逆方向の札幌発小樽行き最終は23:50発、翌0:36着。小樽泊なら札幌で遅い夕食を取ってから戻ることもできます。時刻表は季節により変わるため、出発前にJR北海道公式サイトを確認しましょう。

出発前の確認

  • 出発前にJR北海道の運行情報を見て、小樽方面に運休や遅れがないか確認。特に冬は重要です。
  • 夜の運河クルーズに乗るなら公式サイトで当月の時刻を見て、出航15分前までに中央橋の窓口へ。
  • 余市のガイドツアーはニッカ公式サイトで予約し、小樽発余市行きと余市発小樽行きの列車を両方控えましょう。
  • 天狗山は季節を確認。往復は夏期1,800円、冬期2,000円で、11月の切り替え時には運休期間があります。
  • 冬は靴の滑り止め、手袋、帽子、防水の靴を。荷物があるならロッカー確保のため駅へ早めに行きましょう。

新千歳空港から札幌へ:JR快速エアポートとバスの選び方

札幌の都市ガイド:観光、交通、旅の計画

札幌グルメ一覧:スープカレー、ジンギスカン、海鮮丼

出典

旅の攻略ガイド