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イーサリアム財団、Glamsterdamアップグレードを10月6日にSepoliaテストネットで有効化と発表

イーサリアム財団は、Glamsterdamネットワークアップグレードを2026年10月6日にSepoliaテストネット(試験用ネットワーク)で有効化する予定と発表した。ePBSとブロックレベルアクセスリストが柱。対応が必要なのはSepoliaのノード運営者や開発者で、メインネットの日程は未定、一般ユーザーは現時点で対応不要としている。

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イーサリアム財団、Glamsterdamアップグレードを10月6日にSepoliaテストネットで有効化と発表
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何が起きたのか

イーサリアム財団のブログは2026年9月17日、Protocolの名義で発表を行い、GlamsterdamネットワークアップグレードはFusakaアップグレードに続くもので、イーサリアムL1(イーサリアム本体のブロックチェーン)のスケーリング(処理能力拡大)ロードマップを推し進めるものだとした。発表によると、アップグレードはSepoliaのepoch 353,024、slot 11,296,768(epochとslotはブロックチェーン上の時間の区切り)、すなわち2026年10月6日13:53:36 UTCに有効化される予定だ。同財団はHoodiとメインネットの有効化時期は未定で、クライアントチームが決定した後に公表するとしており、今回の発表ではメインネットのアップグレードは予定されていない。

発表によると、GlamsterdamはAmsterdam実行レイヤーアップグレードとGloasコンセンサスレイヤーアップグレードを組み合わせたものだ。EIP(イーサリアムの仕様変更を定める改善提案)のうちEIP-7773がアップグレード全体を追跡しており、採用が予定されている18件のEIPを列挙している。

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2つの中核的な変更:ePBSとブロックレベルアクセスリスト

組み込み型の提案者・ビルダー分離(EIP-7732)

イーサリアム財団の説明によると、EIP-7732は「ブロックの提案」と「ブロック内容の構築」の役割分担をコンセンサスプロトコルに直接組み込む。提案者がまずビルダーによる実行ペイロードへのコミットメントを取り込み、ビルダーはその後にペイロードを公開する。提案者への支払いはプロトコルが処理し、信頼されたミドルウェアへの依存を減らす。同財団はさらに、この変更によりコンセンサスの検証と実行の検証が分離され、バリデーター(ブロックを検証するネットワーク参加者)が実行ペイロードを検証する時間が増えると説明している。また「ペイロード適時性委員会」を設け、ビルダーが期限内にペイロードを公開したか、対応するblobデータが利用可能かを証明する。

ブロックレベルアクセスリスト(EIP-7928)

発表によると、EIP-7928は必須のブロックレベルアクセスリストを導入し、ブロック内でアクセスされたアカウントとストレージの位置、およびトランザクション後の状態変化を記録する。同財団によれば、これによりクライアントは状態の並列読み込みやトランザクションの並列検証が可能になり、ステートルートもより効率的に計算できる。簡単に言えば、ノードは作業を1つずつ順番に処理するのではなく、より多くの作業を同時に処理できるようになる。

Glamsterdamの主な変更一覧(出典:イーサリアム財団の発表)
項目発表による内容主な影響対象
ePBS(EIP-7732)提案と構築の分離をプロトコルに組み込み、支払いをプロトコルが処理バリデーター、ブロック構築インフラのチーム
ブロックレベルアクセスリスト(EIP-7928)アクセス位置を記録し、並列読み込みと検証を支援クライアント開発者、ノード運営者
gas価格設定(EIP-8037、EIP-8038など)状態作成コストを引き上げて個別に計量し、状態アクセスコストを更新スマートコントラクト・アプリ開発者
その他の開発者向け改善ETH送金ログ、slot番号のオペコード、コントラクトサイズ上限の引き上げなど開発者
コンセンサスレイヤーの調整スラッシュ(罰則)を受けたバリデーターの提案を除外、退出と統合の処理量を引き上げバリデーター

一般読者と開発者への実際の影響

イーサリアム財団は発表のFAQで、メインネットのユーザーやETH保有者は今回の発表を受けて何らかの対応をとる必要はなく、メインネットでの有効化は別途発表するとしている。Hoodiやメインネットのノード運営者も、今回のSepoliaに関する発表を受けて対応する必要はない。Sepoliaはテストネットであり、今回の有効化は正式にメインネットへ導入する前のテスト段階にあたる。

開発者にとっては影響がより直接的だ。同財団は新しいルールに沿ってコントラクトとgas見積もりをテストするよう推奨し、固定のgas補助、ハードコードされたgas上限、残りgasの前提に依存するコントラクトは修正が必要になる可能性があるとしている。また、イーサリアムのバグバウンティプログラムはすでにGlamsterdamの仕様とEIPを対象としており、クライアント実装はそのバージョンが公式のバージョン表に追加された時点で対象になるという。

  • Sepoliaのノード運営者:発表によると、2026年10月6日13:53:36 UTCまでに実行レイヤーとコンセンサスレイヤーの両方のクライアントを更新する必要がある。
  • Sepoliaのステーカー:発表によると、ビーコンノードとバリデータークライアントの両方を更新し、新しいePBSの職務を確認する必要がある。
  • アプリ開発者:発表によると、コントラクトとgas見積もりが新しい価格設定の影響を受けるかテストすべきだ。
  • 一般ユーザーとETH保有者:発表によると、現時点で対応は不要。

Sepolia向けクライアントのバージョン

発表に記載されたSepolia対応バージョン。同財団は、確認済みのバージョンが増えるに応じて表を更新するとしている
レイヤークライアント発表に記載のバージョン
コンセンサスレイヤーLodestar1.49.0
コンセンサスレイヤーPrysm7.2.0
コンセンサスレイヤーTeku26.9.1
実行レイヤーBesu26.9.0
実行レイヤーErigon3.7.0
実行レイヤーgo-ethereum1.17.6
実行レイヤーNethermind2.0.0
実行レイヤーReth2.7.0

発表によると、Prysm 7.2.0はSepoliaのフォークに対応しているが、有効化後のデフォルトのgas上限は60Mとなる。200Mのgas上限でブロックを提案したいバリデーターは、第2版の提案者設定またはkeymanager APIで明示的に設定する必要がある。同財団はまた、今回のSepoliaでの有効化への対応がリリースノートで明確に確認されているバージョンのみを使用するよう推奨している。

よくある質問

GlamsterdamはいつSepoliaで有効化されますか?

イーサリアム財団の発表によると、2026年10月6日13:53:36 UTC、epoch 353,024、slot 11,296,768で有効化される予定です。

メインネットはいつアップグレードされますか?

イーサリアム財団によると、Hoodiとメインネットの有効化時期は未定で、クライアントチームが決定した後に公表されます。今回の発表ではメインネットのアップグレードは予定されていません。

ETHを保有している、またはメインネットを使っています。何かする必要がありますか?

イーサリアム財団のFAQによると、メインネットのユーザーやETH保有者は何もする必要はなく、メインネットでの有効化は別途発表されます。

ノードを更新しなかったらどうなりますか?

同財団によると、ネットワークアップグレードにはノード運営者が明示的に更新を選ぶ必要があり、新しいルールに対応していないノードは有効化後、アップグレードされたネットワークに追従できなくなります。

ePBSは一般の人にとってどんな意味がありますか?

発表によると、ePBSは提案者とビルダーの間の支払いをプロトコルが処理し、信頼されたミドルウェアへの依存を減らし、バリデーターに検証の時間を多く与えるもので、L1のより高いスループットを支えることが目的です。

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