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台湾の退税(タックスリファンド)と買うべきもの:5%の払い戻し、空港のKIOSK、定番みやげ(2026年版)

台湾の営業税5%を外国人旅行者が取り戻す方法。同日同一店舗NT$2,000以上のルール、手数料20%、店頭少額退税と市内退税、空港のKIOSKでの手順、日本の免税との違い、パイナップルケーキ・茶・ドラッグストアの買い方まで。

更新日: 読了目安 11 分

桃園空港第1ターミナル出発ロビーにある台北関税局のセルフ退税KIOSK
画像:Meutnake Ah ManHO (CC0 1.0)

台湾の値札には営業税(營業稅)5%が含まれていて、外国人旅行者は国外へ持ち出す買い物についてその大部分を取り戻せます。ただし日本の免税店のように「レジで免税価格になる」制度ではありません。台湾は退税(退稅、タックスリファンド)方式:店では税込の定価を払い、退税用紙を受け取り、出国時に空港で(少額なら店頭で)お金を受け取ります。手順をひとつ飛ばすと払い戻しはゼロです。

政府の「外籍旅客e化退税サービス網」に2026年9月時点で載っているルールを整理し、店と空港の手順、日本人旅行者がよく買うもの、空港免税店と市内退税の使い分けをまとめます。

ルールをひとまとめに

対象は、中華民国以外のパスポート(または国民身分証番号のない中華民国パスポート、旅行証、入出境許可証、臨時停留許可証)で入国し、滞在が183日未満の人。日本のパスポートなら自動的に満たします。入国は別の話で、外交部領事事務局(BOCA)のリストでは日本のパスポートは90日間ビザ免除、残存6か月以上と帰りの航空券が条件。最新はBOCAのページで確認を。

  • 「Taiwan Tax Refund(TRS)」のステッカーがある店で、同じ日に同じ店で税込NT$2,000以上買い、その日のうちにパスポートを見せて退税用紙を発行してもらう。
  • 商品は購入日から90日以内に、未使用・未開封のまま台湾から持ち出す。ホテル代、飲食代、免税店の商品は対象外。飛行機や船に持ち込めない品も対象外。
  • 払い戻し額は、価格に含まれる5%の営業税から手数料20%を引いたもの。公式の計算式は「税込金額÷1.05×0.05、そこから20%を差し引く」。税込NT$10,000のレシートなら税額はNT$476、手元に戻るのは約NT$380。
  • 申請は荷物を預ける前、出国審査の前に済ませる。出国までに税関の承認が下りていない申請は、後からは一切処理されない。
taxrefund.net.tw に掲載のルール、2026年9月確認
どこで条件受け取り方
空港・港:退税サービスカウンター、またはE-VAT KIOSK金額の上限なし。チェックイン前に手続き。購入から90日以内。公式サイトは空港に3時間前に着くよう案内指定銀行または現金カウンターでNT$の現金、クレジットカード(VISA、Mastercard、JCB、銀聯)、小切手。カードと小切手は別途手数料
店頭での少額退税(現場小額退稅)同じ日、同じ店で税込NT$48,000以下。この方式は1回の旅行でNT$120,000、1年でNT$240,000までその場で現金
市内の特約退税カウンター(特約市區退稅)出国前20日以内。購入総額の7%をクレジットカードで担保。退税後20日以内に出国現金。期限内に出国しないと払い戻し分を返納

手順:店で、そして空港で

店で

レジ近くの「Taiwan Tax Refund」または「外籍旅客購物退稅」のステッカーを確認。その店でその日の合計がNT$2,000に届いたら、パスポートの現物(写真ではなく)を出して「退稅(トゥイシュイ)」と言えば通じます。店は退税明細申請表(退稅明細申請表)と、パスポート番号下4桁入りの統一発票(統一發票)または電子発票を発行します。用紙・発票・商品は必ずセットで保管。税関では三つとも必要です。同じ日に同じ店で追加で買うなら、NT$2,000未満の別用紙を作らず同じ用紙にまとめてもらいましょう。

空港で

桃園空港(桃園機場)は第1・第2ターミナルとも、チェックイン前に出発ロビーの退税エリアへ。「Tax Refund 退稅」の表示に従い、正確な場所はe化退税サイトのKIOSK地図で確認を。松山空港(松山機場)、台中空港(臺中機場)、高雄空港(高雄機場)と各港にもカウンターとE-VAT KIOSKがあります。KIOSKでパスポートをスキャンするか、カウンターに用紙ごと渡すと、現物検査の要否が判定されます。検査リストが出たら、リスト、退税用紙、パスポート、発票、商品を持って隣の税関デスクへ。承認後に現金・カード・小切手を選びます。現金は指定銀行か現金カウンターで新台湾ドル。カードはVISA、Mastercard、JCB、銀聯に対応(別途手数料)。JCBがそのまま使えるのは日本人には助かる点です。

時間配分:公式サイトは退税があるなら空港に3時間前に着くよう案内しています。日曜夕方の第2ターミナルはこの案内が現実になる時間帯。用紙に不備がありそうなら、出国前に無料サービス電話0800-880-288(海外からは+886-2-8978-7436)へ。

台湾の退税フロー図:TRS店とNT$2,000ルール、空港のKIOSKと税関確認、現金・カード・小切手での受け取り、店頭少額退税と市内退税の分岐
店、空港、受け取りの流れと、2026年9月にtaxrefund.net.twで確認した金額・手数料。ラベルは現地表示に合わせて繁体字と英語です。 · 画像:Mokaair (© Mokaair)
詳しい説明を読む

三步流程加兩個捷徑。店內:找 TRS 標章店,同日同店滿 NT$2,000 含稅,出示護照原件,拿退稅明細申請表與統一發票,商品未使用、90 天內帶出境。機場:託運行李前辦,官網建議提早 3 小時到,在 E-VAT KIOSK 或退稅服務櫃檯掃描護照,系統判定是否查驗,要查驗就帶查驗單、申請表、護照、發票、商品到海關櫃檯。拿錢:現金新台幣在指定銀行或現金櫃檯領,信用卡 VISA、Mastercard、JCB、銀聯另收手續費,或支票;手續費為退稅額的 20%,例如 NT$10,000 稅額 NT$476、實拿約 NT$380。捷徑 A 現場小額退稅:同日同店 NT$48,000 以下店內拿現金,每次來臺上限 NT$120,000、每年 NT$240,000,商品仍須 90 天內出境。捷徑 B 特約市區退稅:出境前 20 天內辦,信用卡預刷 7% 擔保,拿現金,20 天內出境否則退回。底下註記:海關未核准就沒有退稅;免稅店商品、住宿、餐飲不能退;服務專線 0800-880-288;適用非中華民國護照或入出境許可證入境且停留未滿 183 天者。Three steps and two shortcuts: TRS store and the NT$2,000 same-day rule, airport kiosk or counter before check-in with a possible customs inspection, then cash, card or cheque minus a 20% fee; on-site refunds up to NT$48,000 and downtown counters within 20 days of departure with a 7% card guarantee.

店頭の少額退税と市内カウンター

同じ日に同じ店での合計が税込NT$48,000以下で、その店が店頭退税の認可店なら、その場で現金と承認票(現場小額退稅核定單)を受け取れます。それでも商品は90日以内に持ち出す義務があり、この方式は1回の旅行でNT$120,000、暦年でNT$240,000が上限。市内の特約退税カウンター(特約市區退稅)は出国前20日以内に大きな金額を扱う仕組みで、購入総額の7%をカードで担保にとって現金を渡し、20日以内の出国を求めます。遅れれば返納。1〜2週間の旅行なら空港で一度に済ませるほうが単純です。

何を買うか、退税はどこで効くか

パイナップルケーキと茶

パイナップルケーキ(鳳梨酥)は定番中の定番。台北の佳德(ChiaTe)と微熱山丘(SunnyHills)、基隆の李製餅家、台中の日出(Dawn Cake)が地元の人の選ぶ名前で、太陽餅とヌガー(牛軋糖)も同じ棚にあります。もうひとつの定番が茶。高山烏龍(高山烏龍)、東方美人(東方美人)、木柵鉄観音(木柵鐵觀音)が代表格。台北の迪化街(迪化街)には老舗の茶商と乾物屋が並び、デパ地下には天仁茗茶や王德傳のギフト缶が揃います。観光地の菓子店や茶舗はTRSステッカーがある店が多く、NT$2,000を超える茶のまとめ買いはまさに退税向き。なお日本の免税は2026年10月まで店頭で免税価格になる方式ですが、国税庁の案内どおり2026年11月1日からは日本も出国時に払い戻すリファンド方式に変わります。

台北市大同区の迪化街に並ぶ茶商と乾物屋の店先
迪化街(迪化街):茶、ドライフルーツ、漢方の店が続く通り。買う前にその店にTRSステッカーがあるか確認を。 · 画像:DONGIE 829 EFUOA (CC0 1.0)

ドラッグストア、コンビニ、ミュージアムショップ

台湾のドラッグストアは康是美(Cosmed)、屈臣氏(Watsons)、寶雅(POYA)の三大チェーン。日本との違いは、日本や韓国のブランドが台湾ブランドと同じ棚に並ぶことと、主役がシートマスク(我的美麗日記 My Beauty Diary、森田藥粧 Dr. Morita)や緑油精(綠油精)のような塗り薬で、調剤カウンターではないこと。観光エリアの店舗はたいていTRS対象で、NT$2,000分のかごは同じように退税できます。セブン-イレブンとファミリーマート(全家)には台湾限定品が多く、コンビニ包装のパイナップルケーキ、茶葉蛋、黒松沙士(黑松沙士)、統一のインスタント麺、季節のコラボ商品など。安くて楽しいおみやげであって、退税を狙う買い物ではありません。故宮博物院(故宮博物院)のショップは翠玉白菜と肉形石をマスキングテープや靴下、傘にしていて、台北でいちばんデザインの良いみやげ物店です。

桃園メトロ駅構内のセブン-イレブンの棚に並ぶパイナップルケーキの箱
桃園メトロ駅のセブン-イレブンに並ぶパイナップルケーキ。退税の書類がいらない、最後の駆け込みみやげ。 · 画像:Heidi Meudt (CC BY 4.0)

デパートとアウトレット(名前だけ)

  • 台北:台北101モール(台北101購物中心)、新光三越(信義と南西)、SOGO(忠孝と復興)、微風 Breeze(信義、南山、台北駅)、誠品 Eslite(松菸と信義)、京站 Q Square。
  • アウトレット:桃園高鉄駅・空港MRT A18駅隣接の華泰名品城 Gloria Outlets、三井アウトレットパーク(林口、台中港、台南)、麗寶 Lihpao Outlet Mall(台中)、義大世界 E-Da Outlet Mall(高雄)。
  • 台中・高雄:新光三越台中中港店、廣三SOGO、高雄の漢神 Hanshin と夢時代 Dream Mall。

デパートは各レジではなく、カスタマーサービスか退税カウンター(退稅櫃檯)で退税用紙を発行するのが普通。その館で買った当日のレシートをまとめ、出る前に立ち寄ってください。用紙は購入当日に発行が必要です。台北駅(台北車站)、西門(西門)、台北101/世貿(台北101/世貿)などMRT21駅には日本語の到着アナウンスと駅名表示があり、買い物エリアの移動で迷いにくくなっています。

空港の免税店と市内退税の使い分け

免税店(免稅店)は出国審査の後にあり、桃園では昇恆昌 Ever Rich と采盟 Tasa Meng が運営。レジで営業税も関税もかからず書類も不要ですが、品揃えは酒、たばこ、化粧品、香水、ブランド品が中心で、セール中の市内デパートより必ず安いわけではありません。市内の退税はTRS店のほぼ全品が対象ですが、手数料20%を引いた実質の戻りは価格の約3.8%で、書類を揃えた場合だけ。目安は、酒・香水・たばこは保安検査後の免税店、茶・パイナップルケーキ・家電・服・ドラッグストア品は市内で買って退税。免税店の商品は退税できず、市内で買った液体は機内持ち込みの液体ルールにかかるので、それを入れるスーツケースを預ける前に承認を受けておきましょう。

台北:ホテル、交通、観光の基本

高雄:空港に退税カウンターがある南の拠点

出典

旅の攻略ガイド