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Cloudflare、Workers内蔵のエラー監視「Issues」を提供開始 本番環境の問題をAIコーディングエージェントに直接引き渡し可能に

Cloudflareは2026年9月30日、Cloudflare Workersに組み込まれたエラー監視機能「Issues」のオープンベータ提供を発表した。Workersでアプリを動かす開発チーム向けで、繰り返し起きるエラーを自動でまとめ、その詳細をClaude Code、Cursor、Devinなどのコーディング用AIへ送ることができる。以下の情報はすべてCloudflare公式ブログによるもので、独立した検証はまだ行われていない。

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Cloudflare、Workers内蔵のエラー監視「Issues」を提供開始 本番環境の問題をAIコーディングエージェントに直接引き渡し可能に
画像:Mokaair (Original editorial artwork)

Cloudflareが発表した内容

Cloudflareは2026年9月30日、公式ブログでIssuesの提供開始を発表した。これはCloudflare Workersに組み込まれたエラー監視機能で、現在はオープンベータ(open beta)として提供されている。記事の執筆者はThomas Ankcorn、Maksym Makuch、Nevi Shahの3氏。

Cloudflareによると、IssuesはWorkersのランタイム(プログラムを実行する基盤)に組み込まれており、1行の設定で有効化でき、SDK(開発用の追加ライブラリ)のインストールやアプリケーションのラッパーは不要だという。同社の説明では、有効化すると、キャッチされなかった例外、失敗した呼び出し、HTTP 5xxレスポンス、console.log()とconsole.error()の出力、スタックトレース(エラー発生時にプログラムがどこを実行していたかの記録)を含むログが記録されるほか、暴走したalarmの状況や、ループ内で大量にログを書き込むコードも検出される。

Cloudflare、Workers内蔵のエラー監視「Issues」を提供開始 本番環境の問題をAIコーディングエージェントに直接引き渡し可能に
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情報源を収集し、独立検証を行ってから Jev が判断します。

Cloudflareは、同じバグによって多数のリクエストが失敗し、しかも各リクエストのIDはそれぞれ異なる場合があると指摘する。Issuesはそれらを1つのグループにまとめ、エラーが初めて発生した時刻、発生回数、頻度が増加しているかどうかを表示する。

エラーをAIコーディングエージェントに引き渡す仕組み

AIコーディングエージェントとは、コードの調査や修正を担うAIツールのことだ。Cloudflareによると、ユーザーがAutomationsを一度設定すれば、issueが発生回数のしきい値を超えた場合や、一定の沈静期間の後に再発した場合に、Issuesがエラー、スタックトレース、ログ、トレースデータ、Workerのバージョンなどの情報をエージェントに直接送り、問題の分類、追加データの照会、プルリクエスト(コード変更をレビューに出す依頼)の作成といったエージェントの既定のワークフローを起動する。

またCloudflareによれば、開発者はWorkerランタイムに組み込まれたOpenTelemetry API(ログやトレースを扱う仕組み)を使って、ユーザー、アカウント、セッションなどの識別情報を付加でき、これらの情報は各発生記録とともに表示される。さらに、エージェントは別途Cloudflare MCPに接続して、関連するログやトレースデータを照会することもできる。

Cloudflareが公表したIssuesの自動送信オプション(出典:Cloudflare公式ブログ)
送信先Cloudflareが説明する接続方法
Claude Coderoutine IDとトークン
Cursorオートメーションのwebhook URL
DevinAPIトークンと組織ID
汎用webhookissueのコンテキストを独自のエージェントやHTTPSエンドポイントに送信
チャットとインシデント管理チャットやオンコールのフローを通じてチームに通知

Cloudflare自社での活用事例

Cloudflareによると、同社のWorkflowsチームはIssuesを有効にしてから1日以内に2つの問題を発見した。1つは、コントロールプレーンの移行がエッジケース(まれな条件)でSQLiteの外部キーエラーに繰り返し遭遇し、リトライのループに陥っていた問題。もう1つは、Workflowインスタンスの削除時にWorkersのサブリクエスト上限を超え、削除を完了できない可能性がある問題だ。Cloudflareによれば、自動化の設定によりこれらのissueがCloudflare OSに送られ、Cloudflare OSはエラーをWorkflowsのコードまで追跡して、2つの問題それぞれに修正を提案した。この事例はCloudflareの自己申告であり、外部による確認は行われていない。

一般読者と開発者への実際の影響

  • Cloudflare Workersを利用する開発チームにとって:Cloudflareの説明によれば、エラー監視のために別途パッケージを導入する必要がなくなり、重複するエラーも自動で集約されるため、ログを手作業で整理する時間を削減できる。
  • AIコーディングエージェントを導入しているチームにとって:エラーのコンテキストを自動でエージェントに渡し、エージェントが修正やプルリクエストを提案できる。ただしCloudflareは、最終的なレビューとデプロイは引き続き人間が担うとしている。
  • 一般のインターネット利用者にとって:こうしたツールの狙いは、Webサイトやサービスの障害をより早く発見し修復することにあるが、実際の効果はさらなる利用者の経験による検証を待つ必要がある。

Cloudflareによると、開発者はwrangler.jsoncファイルでobservability.issues.enabledをtrueに設定することで有効化でき、Cloudflareダッシュボードで最初の自動化を設定できる。エージェントも新しいcf CLIを使ってissueの確認や自動化の作成が可能だという。

よくある質問

Issuesとは何ですか?

Cloudflareの発表によると、IssuesはCloudflare Workersに組み込まれたエラー監視機能で、重複する例外、5xxレスポンス、エラーログを1つのissueに集約し、エラーのコンテキストをAIコーディングエージェントに送ることができます。

今すぐ使えますか?

Cloudflareによれば、Issuesは2026年9月30日にオープンベータ版として提供が始まりました。ベータ版の機能は今後も調整される可能性があります。

追加のパッケージをインストールする必要はありますか?

Cloudflareによれば不要です。IssuesはWorkersのランタイムに組み込まれており、1行の設定だけで利用でき、SDKのインストールやアプリケーションのラッパーは必要ありません。

AIエージェントが修正を自動で本番環境にデプロイしますか?

Cloudflareによれば、本番環境に反映される内容の管理権はユーザーにあり、プルリクエストのレビュー、修正のデプロイ、issueの解決済みマークはユーザー自身が行う必要があります。

どのAIコーディングエージェントに対応していますか?

Cloudflareが挙げている組み込みの選択肢はClaude Code、Cursor、Devinです。そのほか、汎用webhookで独自のエージェントやHTTPSエンドポイントに送信したり、チャットやインシデント管理ツールでチームに通知したりすることもできます。

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