ライフスタイル
Claude Codeにmodsが登場:TypeScriptで動作とインターフェースを書き換え、pluginに入れて使う
Anthropicは2026年10月1日にClaude Codeのmodsを発表しました。pluginに入れ、Claude Codeのプロセス内で実行されるTypeScriptまたはJavaScriptの関数で、プロンプトの書き換え、ツール呼び出しの制御、新しいインターフェースの描画ができます。AnthropicはCLIとdesktop appで使えるとしており、modsにサンドボックスはなく、ドキュメントにはv2.1.287以上が必要と書かれています(2026年10月確認)。
読了目安 14 分

Anthropicは2026年10月1日に、mods(Claude Codeの動作とインターフェースを書き換える小さなプログラム)を発表しました。TypeScriptまたはJavaScriptで書く関数で、pluginに入れ、Claude Codeのプロセス内で実行されます。AnthropicはCLIとdesktop appの両方で使えると説明しています。
この記事の情報は2026年10月4日に確認したもので、根拠はAnthropicのブログと3ページのドキュメントです。当サイトはmodを一つもインストール・実行しておらず、以下の機能や制限はすべてAnthropicの説明です。
modsとは:pluginに入れ、Claude Codeのプロセス内で動く関数
AnthropicによるとClaude Codeは何かを行うたびにイベントを発行し、modはそのイベントにフックされ、イベントの前、後、またはイベントの代わりに実行される関数です。ドキュメントによると、小さなmodは.claude-plugin/plugin.json、hooks/hooks.json、hooks/register.jsの3ファイルでできており、hooks.jsonのmodulesフィールドがコードファイルを指していて、これがあることでmodになります。
ドキュメントによると、Claude Codeは二つのものをどちらもhooksと呼びます。設定ファイルに書くシェルコマンド、HTTPリクエスト、プロンプトを、以下では「設定ファイルのHook」と呼び、Claude Codeの内部で実行されるハンドラ関数を「modのイベント関数」と呼びます。
読み込み時にClaude Codeはregister(on)を呼び出し、onでイベント関数を登録します。各関数は$(mods API)、e(イベントのデータ)、next(他のmodsとClaude Code本来の動作に処理を渡す関数)を受け取ります。ドキュメントは処理の仕方を三つ挙げています。観察、書き換え、引き継ぎ(自分で処理し、本来の動作は実行されない)です。
できること:プロンプトの書き換え、ツール呼び出しの制御、インターフェースの描画、コマンドの追加
Anthropicが挙げる機能は次のとおりです。プロンプトがモデルに届く前の書き換え、ツール呼び出しのブロック・書き換え・再試行、権限リクエストの承認や拒否、Claudeが読む前にツール出力から機密情報を伏せること、インターフェースの一部の変更や置き換え、ボタンや入力欄の追加。ドキュメントによると、ペインやプロンプト上方のバンドを描画でき、Claudeのターンを経ない/commandを追加できます。
複数のmodsが同じイベントにフックされた場合は読み込み順に実行され、最初に読み込まれたmodがイベントを最初に見て、結果を最後に見ます。組み込みの/diffは現在modになっており、/pluginでオフにするか、自分のバージョンに置き換えられます。ドキュメントによると、無効にしても/diffは残り、組み込み版が応答します。Anthropicは、設定ファイルのHookにはイベントの書き換え、新しいインターフェースの描画、機能の置き換えができず、modsにはできると説明しています。一方ドキュメントには、設定ファイルのHookはこれまでどおり実行され、非推奨になったものは一つもないと書かれています。下の表の四つのうち、インターフェースを描画できるのはmodだけです。
| 種類 | 内容 | 変更できるもの | 書くもの |
|---|---|---|---|
| mod | plugin内の関数で、Claude Codeが自身のプロセス内で呼び出す | ツール呼び出し、プロンプト、コマンド、ターン、インターフェースの描画内容 | JavaScriptまたはTypeScript |
| 設定ファイルのHook | Claude Codeがライフサイクルイベントで実行するシェルコマンド、HTTPリクエスト、またはプロンプト | ツール呼び出しやプロンプトを通すかどうか、引数と結果、Claudeに追加するコンテキスト | スクリプト1本と、settings.jsonの設定1件 |
| skill | Claudeが読む、指示を書いたSKILL.mdファイル | Claudeが知っていること、すること | Markdown |
| MCP server | Claudeにツールを提供する外部のプロセスまたはサービス | Claudeが使えるツール | 任意の言語で書いたサーバー |
使いどころ:チームの管理とサンプルmod
ブログは、チームがmodsで自作できる例を三つ挙げています。会話の横のペインにCI/CDの状況を表示する、コマンドがproduction設定に触れる前に確認を求める、最初に読み込まれるmodが他のすべてのmodの呼び出しをすべて記録する、というものです。
ドキュメントの三つのサンプルmodはclaude-code-playgroundリポジトリにあり、現状のまま共有され、サポートは提供されません。token-weatherはプロンプト上方にcontext windowの予報を描き、blast-radiusはrm -rfやforce pushのような危険なコマンドを止めて何が変わるかを表示し、replay-theaterは/replayコマンドを追加して、Claudeが直前のターンで行ったファイル編集を順に再生します。
組み込みのmodsは/pluginのInstalledタブのBuilt-inの下に一覧されます。たとえば/diffを引き継ぐcc-plugin-diffや、最後の節で触れるcc-plugin-sec-defaultです。cc-plugin-you-should-knowはデフォルトで無効で、ドキュメントによると「if available for your org」の場合にだけ一覧に表示されます。
使い始めるには:バージョン、インストール、Claudeに書かせるか自分で書く
ドキュメントによると、modsにはClaude Code v2.1.287以上が必要で、デフォルトでオンです。claude --versionで確認します。ブログは、Claude directoryから、またはCLIで/pluginを実行して、modsを含むpluginをインストールできると説明しており、ドキュメントに書かれた形式は/plugin install 名前@marketplaceです。
自分で書く場合、Node.jsもbuild stepも不要です。claude --plugin-dirでディレクトリを指定すると1セッションだけ読み込まれ、ファイルを変更するとホットリロードされます。Claudeに書かせる場合、ドキュメントによると、Claudeは組み込みのplugin-authoring skillに従って~/.claude/dev-mods/のセッション用フォルダにmodを書き、承認するまで読み込まれず、cleanupPeriodDaysを過ぎると削除されます。
他の人のmodをインストールする前に、pluginのファイルを入手してclaude plugin validateを実行すると、modを実行せずに、そのmodが扱うイベントと呼び出すメソッドを一覧できます。
ドキュメントによると、modのインターフェースが描画されるのはターミナルとDesktop appのCodeタブです(Codeタブでは、ターミナル専用の要素は描画できません)。DesktopのWSLセッションではpluginsが使えず、イベント関数も動きません。VS Code拡張機能のチャットパネル、claude -p、Agent SDK、クラウドセッション(クラウドに届くpluginに限る)では、動くだけで描画はされません。Remote Controlを使うときは、イベント関数は手元のマシン上のセッションで動き、手元のマシンのターミナルに描画されます。
セキュリティと企業向けの管理:サンドボックスはなく、管理者にできること
ドキュメントによると、modsにはサンドボックスがなく、ユーザーの権限で実行されます。環境変数や設定ファイル(中のAPIキーを含む)を読み、ユーザーが尋ねられる前にツール呼び出しを承認し、ユーザーのプランやAPIキーでモデルを呼び出せますが、権限プロンプトそのものは変更できません。サンドボックス化をオンにしても隔離されるのはClaudeが実行するBashコマンドだけで、modが起動したプログラムはサンドボックスの外で動きます。
組み込みのsec-defaultは、マシンにマネージド設定があるとき、またはTeam・Enterpriseプランでログインしたときに読み込まれます。APIキーやAmazon Bedrock、Google Cloud、Microsoft Foundryで認証する人の場合は、マネージド設定のあるマシンでだけ読み込まれます。止めるのは、ユーザーのmodが管理者の管理下にあるもの(たとえば管理者が管理する設定ファイルのHookが受け取る内容や判断、システムプロンプト)を変更することと、denyルールで拒否されたツール呼び出しを承認することだけで、それ以外はすべて許可されます。denyルールは、mod自身の$.fsや$.processの呼び出しには効きません。
管理者向けのスイッチは次のとおりです。allowManagedModsOnlyは、ユーザーが持ち込むmodsを止めます。disableSideloadFlagsは、--plugin-dir、--plugin-url、およびClaudeがセッション中に書いたmodsを拒否します。prependPluginsとappendPluginsは組織のmodの順序を決め、prependPluginsを設定するときはsec-default@builtinを並べないと組み込みのguardが残りません。マネージド設定のdisableAllHooksは、組織のmodsと、管理される設定ファイルのHookまで止めます。
個人は、/pluginのInstalledタブで個別のmodを無効にでき、--safe-modeで1セッション分のインストール済みmodsを止められ(他のカスタマイズも止まります)、~/.claude/settings.jsonにdisableAllHooksを設定することもできます(設定ファイルのHookとカスタムstatus lineも止まり、組織が管理するものは通常どおり動きます)。後の二つは組み込みmodsを止めません。
よくある質問
modsを使うにはどのバージョンが必要ですか?
ドキュメントによると、modsにはClaude Code v2.1.287以上が必要で、デフォルトでオンです。claude --versionで確認できます。
modを書くのにNode.jsやbuild stepは必要ですか?
ドキュメントによると不要です。自分でmodを書くのに、Node.jsもbuild stepも必要ありません。
modsは設定ファイルのHookに取って代わりますか?
いいえ。Anthropicが述べているのは、設定ファイルのHookにはできないことがmodsにはできるということです。ドキュメントによると、設定ファイルのHookはこれまでどおり実行され、非推奨になったものは一つもありません。
modsはどうすればオフにできますか?
個別のmodは/pluginのInstalledタブで無効にします。1セッションだけなら--safe-modeで起動します(他のカスタマイズも止まります)。または~/.claude/settings.jsonでdisableAllHooksをtrueに設定します。この場合、設定ファイルのHookとカスタムstatus lineも一緒に止まり、組織が管理するものは通常どおり動きます。--safe-modeもdisableAllHooksも組み込みmodsは止めません。
個人向けプランでもmodsは使えますか?
ブログに書かれているのは、modsはClaude Code CLIとdesktop appで使えるということだけです。ここで引用したブログと3ページのドキュメントには、確認日の2026年10月4日時点で、プランごとに使えるかどうかは書かれていません。
VS Code拡張機能やクラウドセッションでmodsは使えますか?
ドキュメントによると、modのイベント関数はVS Code拡張機能のチャットパネルで動き、クラウドセッションではクラウドに届くpluginについて動きますが、どちらもペインやバンドは描画されません。
2026年AIニュース総まとめ:1月から9月までの重要動向と実生活への応用2026年AIニュース総まとめ:1月から9月までの重要動向と実生活への応用2026年1月から9月までの重要AIニュースを月別に整理し、5言語の詳細解説へリンク。モデル、業務ツール、創作、コスト、透明性まで、背景、実生活での用途、利用制限を解説。記事全文を読む
Claude Sonnet 5.5が登場:価格はSonnet 5と同じで、API、クラウドプラットフォーム、Claude.aiで利用可能Claude Sonnet 5.5が登場:価格はSonnet 5と同じで、API、クラウドプラットフォーム、Claude.aiで利用可能Anthropicは2026年9月28日にClaude Sonnet 5.5を発表しました。APIの定価はSonnet 5と同じ(100万tokensあたり入力2ドル、出力10ドル)で、Claude.ai、API、複数のクラウドプラットフォームで利用でき、リスクの高いサイバーセキュリティ関連のリクエストはSonnet 5にフォールバックされます(2026年9月確認)。記事全文を読む
同じテーマの記事
ライフスタイル
Claude Sonnet 5.5が登場:価格はSonnet 5と同じで、API、クラウドプラットフォーム、Claude.aiで利用可能
Anthropicは2026年9月28日にClaude Sonnet 5.5を発表しました。APIの定価はSonnet 5と同じ(100万tokensあたり入力2ドル、出力10ドル)で、Claude.ai、API、複数のクラウドプラットフォームで利用でき、リスクの高いサイバーセキュリティ関連のリクエストはSonnet 5にフォールバックされます(2026年9月確認)。
ライフスタイル
Claude Opus 5.5登場:正規料金20%引き下げ、有料プランの5時間上限を引き上げ、40%はAnthropicのコスト試算
Anthropicは2026年9月22日、新しい「Claude 5.5」ファミリー最初のモデルとなるClaude Opus 5.5を発表しました。発表には地域制限についての記載はありません。本記事では混同しやすい3つの数字——40%のコスト試算、20%と60%の正規料金引き下げ——を分けて説明し、有料プランの5時間上限引き上げの範囲とモデル切り替えのルールを整理します(2026年9月確認)。
ライフスタイル
NVIDIA、DGX Spark 64GB版を発表:10月23日発売、価格は4,999ドルから、2台接続で128GBに
NVIDIAは2026年10月2日、パーソナルAIコンピューター「DGX Spark」に、より手頃な64GBメモリ版を追加すると発表した。10月23日からAcer、ASUSなど6社が供給し、主な対象は自分のマシンでAIモデルを実行したい開発者や研究者。NVIDIAが公表した仕様、2台接続に関する説明、一般読者にとっての意味を整理する。
ライフスタイル
Google Cloud、Spanner queues の一般提供を発表:メッセージキューをデータベーストランザクションに組み込み、AIエージェントの信頼性向上を狙う
Google Cloud は Spanner queues の一般提供開始を発表しました。メッセージの作成をデータベーストランザクションの一部とすることで、AIエージェントの「状態」と「アクション」が食い違う問題の解決を目指しています。本記事では公式の説明、主な機能、一般読者にとっての意味を整理します。
この記事を引用している記事
最新の旅の情報・ガイド

ガイド東京
東京ではどのエリアに泊まる?新宿・上野・東京駅・渋谷・浅草・池袋・銀座の七エリア比較。空港アクセス、宿泊税、荷物配送も解説
東京ではどのエリアに泊まる?新宿、上野、東京駅、渋谷、浅草、池袋、銀座の七エリアを同じ基準で比較。成田・羽田空港からのアクセス、利用できる路線、周辺にあるもの、街の雰囲気、向いている人を、比較表と山手線の概略図とともに紹介します。2026年9月に確認した東京都の宿泊税(2027年4月から3%)と、空港宅急便で荷物を送る際のルールも解説します。
- 予算
- ホテル

ガイド東京
東京の交通パスの選び方:Suica/Welcome Suica、Tokyo Subway Ticket、JR Passは買うべき?
初めての東京では、まず一人一枚ICカードで都度払い(Welcome Suicaはデポジット不要、有効期間28日)。一日に地下鉄へ4回以上乗るならTokyo Subway Ticketの72時間券2,000円を追加し、関西へ行かず東京だけならJR Passは必ず割高です。TOURIST PASMO、iPhoneのSuica、東京メトロ一日乗車券で乗れる路線・乗れない路線を決定チャートで比較。価格は2026年9月に確認。
- 交通
- 予算

ガイド東京
東京ディズニーランド・シー攻略:チケット料金、ファンタジースプリングス、ディズニー・プレミアアクセス(DPA)とスタンバイパスの使い方、初めてならどちらを選ぶ?
東京ディズニーの一日パスポートは変動価格制で、2026 年 9 月は平日の多くが 9,900 円、週末が 10,900 円。公式サイトでは毎日 14:00 に二か月後の同日分を発売します。無料のプライオリティパスは公式サイトのサービス一覧に載っておらず、待ち時間を短縮できるのは有料のディズニー・プレミアアクセス(一人一回 1,000~3,500 円)のみ。運営時間、25 周年イベント、スタンバイパス、エントリー受付、ファンタジースプリングスの利用方法、初回にランドとシーのどちらを選ぶかも解説。2026 年 9 月に公式サイトで確認しました。
- モデルコース
- 家族向け